約一年間、BEAT-GARAGE製の35W/5000KのHIDを使っていましたが、なんとなく以前のRAYBRIG HYPER HALOGEN BULB ホワイトサンダーSよりも明るさが感じられませんでした。
一般的にHIDのカタログでは、「5000K(ケルビン)とか6000K」とか大々的に謳っていますが、あれはあくまで色温度の単位で、明るさの単位はまた別の光束(ルーメン)や光度(カンデラ)であったり照度(ルクス)なんですよね。
ホワイトサンダーSはノーマルの65/55W→120/110Wへ2倍近くも明るくなっていたので、いくらHIDと言えども35Wでは暗く感じてしまったのでしょうか??
35WのHIDは、車の前に立ってライトの方を見ると明るく感じるのですが、照射先を見ると思いの外、暗さを感じました。
いろいろと情報を仕入れていたら、最近の傾向として55WのHIDは明るくてどんどんそっちにシフトしてるらしい。
と前振りが長くなりましたが、今回、Light Ssaverというショップの 55W/6000KのHIDに交換しました。
主な商品仕様は以下のとおりです。
・ビート用オリジナルHi/Low切替式バーナー
・BEAT専用の電源取得アダプターもキットに付属なので、配線加工なし・オンカプラーでHID化が可能
・さらにビートでは面倒な、エンジンルーム内に設置されたバッテリーからの電源引き回し作業も不要
・HIDバーナーの材質にはフィリップス社製の石英ガラスを採用しており、紫外線(UV)カットガラス
・トップクラスの高性能・高効率デジタルバラスト
・バラストサイズは(W)約84mm×(H)約70mm×(D)約14mm
・安全性、耐久性、防水性に優れ、省エネ設計で長期5年保証
で、色温度は車検ではギリギリの6000Kにしました。
6000Kは点灯直後は青白くて、数分後に安定してくると真っ白になります。
どっちもHIDならではで凄くカッコイイです♪
実際の明るさは、BEAT-GARAGE製の写真と今回の写真はカメラや設定が違うので単純に比較は出来ませんが、人間の目で見てもライト自体も照射先も明らかに55W/6000KのHIDは明るいです。
となりに純正のHIDの車が並んでもこちらの方が全然明るくて、光束が明らかに力強いです!!
あまりにも明るすぎてもしかしたら車検には通らないかもしれません(笑)
明るさ的にはとても満足しましたが、問題点が3つあります。
まず1つめは、こちらもBEAT-GARAGE製ほど酷くはないですが、やっぱり上側に若干の光漏れがあります。
対向車からパッシングされることはないですが、青い道路標識を照らして反射されてしまいます。
2つめは、Hi/Lowのスイッチと実際の点灯の向きが逆になっています。
つまりレバーをLowにするとHiビームになり、HiにするとLowビームになります。
取付時に逆に接続してしまったのかと思いきや、これで正しいのだそうです。
普段はLowビームを多用するので、メーターのHiビームの青いランプが常時点灯していてちょっと眩しいです。。。
3つめはカタログでは「純正ライトのようにパッシングも可能」となっていますが、純正の場合、操作レバーを半分動かすだけでHi/Lowの切り替えが出来ますが、Light Ssaver製のHIDは完全にスイッチが切り替わるまでレバーを動かさないとパッシング出来ません。
とまぁ大手メーカー製のように完璧とは言えませんが、とりあえずヘッドライトの一番の目的である「明るさ」は改善されたので満足です♪
※オマケ
Light SsaverさんからLEDのポジションランプもオマケで付いてきました。
ヘッドライトがHIDでポジションランプがハロゲンだと妙に色の差が出てしまいましたがこれでいい感じになりました。
ただしLEDは拡散しないので、ポジションランプが点になります。
昔はかなり高価だったHIDも最近はだいぶ価格もこなれてきたので遂に購入しました。
メーカーはBEAT-GARAGE製で前後電磁式切り替え式(スライド式)です。
バラストやバーナー自体は中国製の汎用品をベースにしてアルミ削りだしのバーナー台座がBEAT-GARAGEオリジナルとのことです。
車検対応品となっていますが初期型のHIDは遮光版が付いていなくて、かなり光漏れがあり対向車にパッシングされることもありました。
新型HIDには遮光版が付いたようで、同時に旧型にも追加料金を払えば新型台座+遮光版+バーナー移動量変更のバージョンアップ出来るとのことなので改良しました。
以下、改良後の遮光版付バージョンのレビューです。
・Loビーム時
見た目は明らかにハロゲンより明るいです。
色温度も5000Kだけに真っ白の純白色です。
感覚的には電球と蛍光灯くらいの差があります。
ただし、改良後でもまだ上方向に光が漏れています。
(道路標識が反射されて光って見えます)
ボンネットを開けてライト上部にアルミテープを貼ってみましたが、あまり効果はありませんでした。。。
・Hiビーム
光軸が最適化されていないせいなのか、若干、空を照らすというか光が散ってしまっています。
実際の照射先を見た場合、ところどころまだらになっていて、光度はあまり高く無いように感じます。
ちなみにパッシングはハロゲンと同様に行えます。
あと気になった点は、遮光版が付いた新型HIDになってから、旧型のHIDはバーナーが4300Kしかなく今後は5000Kも6000Kも入手不可とのことです。。。う~ん
※他にBEAT専用のHIDでは、激ガレージ製 HIDの方が光軸は合っていそうで6000Kのバーナーもあるので気になりますが、ネットの情報ではパッシングが出来ないようだし、EAGLEYE HIDの50Wの明るさも気になるなぁ~