無限 BUCKET SEAT S1



紅BEを本格的なスポーツカーにする為に長年の夢(←大げさ)だったフルバケットシートを装着しました!
選んだのは、無限 BUCKET SEAT S1です。

無限というとエンジンやマフラー等が有名ですが、この無限 S1も発売後、長い期間モデルチェンジもせずにロングセラーを記録している逸品です。

カタログによるとでは、[シェル素材は、FRP+ビニルエステル樹脂のコンポジット材を採用、応力分布に対し適切な強度を持った構造としたことで、高強度でありながら5.8kgという軽量化も達成]とされています。

ちなみにノーマルのシートは約12kgありますので、かなり軽量化になりました。

純正シートとの比較1



候補としては、HONDAのType Rや一般的なスポーツカーで定番のRECARO SPGか、この無限 S1でした。
RECARO SPGは、もともと外国人(車)用に設計されていて、(SPG-Nという日本向けのモデルもあり)大きめに出来ているので小型なBEATに装着すると、車体に対してシート本体が妙に大きくなってしまいバランスが悪いのがなんとなく許せませんでした。

それじゃ、無限 S1は消去法だけで選んだのかというとそうではなく、イベント等で実際に座ってみた際に、自分の体にものすごくフィットしたからです。

さすがに、無限 S1は、はじめから日本人の体型に合わせて設計されているだけの事はあります。

純正シートとの比較2



このように純正シートと並べてみるとサイドサポート部分が大きく張り出している為、全体的に純正シートよりも大きく見えますが、実際の寸法では、ショルダーサポート部分意外の幅や座面の奥行きはあまり変わらず、高さは無限 S1の方が低いです。

この角度からみると座面の高さもノーマルシートよりも低いことがわかると思います。

運転席から



早速、取り付けてみました。

BEATの内装は、基本的に黒、濃いグレー、薄いグレーで構成されていますので、無限 S1との相性もバッチリです。

おそらく、黒の単色系の内装のNSXやS2000、INTEGRA、CIVICよりも似合っているのではないでしょうか!?

さらにサイドサポート部分にアルカンタラ、(エクセーヌともいいますね)が張られているので内装の質感も向上しました!

無限 S1は、同じHONDA系の血を受け継いでいるメーカーだけあって、サイズ的にもSPGとかと比べてスケール感もピッタリ合っています。

助手席側から



助手席側から見るとこんな感じです。

見た目的には、理想を言えば、両席共に同一銘柄のシートにしたいところですが、サーキット走行の際は、助手席は外してしまうので、これでよしとしましょう!

SUPER DOWN SEAT RAILも前後にスライド出来るため、微妙なシートセッティングも可能です。

ステアリングとのオフセットもほとんど無くステアリング操作にマイナスの影響は感じられませんでした。

シールベルトホルダー要らず



BEATは、もともとスペース的に非常に厳しいのですが、実際に
ショルダーサポート部分が若干ドアに触れます。
でもシートのシェル本体まで干渉するという程ではなく、生地が触る
といった程度でドアの開閉には全く影響しません。

ノーマルのシートベルトも普段は、ショルダーサポート部分に
引っ掛けておけば、シートベルトホルダーも必要ありません。

実際の座り心地は



実際の座り心地は、座面のクッションは非常に薄いのですが、シート形状がまるで自分にオーダーメイドしたかのようにフィットして座面から背中全体の面で支えられている感じなので、予想していたよりも下からの突き上げはさほど感じません。

なによりもショルダー部分のサイドサポートが追加された為、コーナーで横Gが掛かったときもステアリングにしがみつくことなく軽々と操作できるようになったことが嬉しいです!

その他にもノーマルよりもシートポジションが下がった為、その結果、体重分の重心も下がり、視点も下がってスピード感もUPするなどメリットがありました!

アルミヒールプレートとの組み合わせもなかなかレーシーで一気に、スポーツカーのコックピットらしくなってきました!