数年前からM.T.B.!等のイベントでキャンバス生地の幌に張り替えたBEATを眺めては、いいなぁ~って憧れていました。
ただ、決して安くは無い価格に躊躇して先送りしていましたが、HYPER REVに記載されていました、ソフトトップ専門店 TOPLESS FREAKSさんのROBBINS社製キャンバス幌 TYPE-GCの発売予告の記事を見てすぐに予約をしました。
そして発売を待つこと数ヶ月、遂に念願のキャンバス生地の幌に張り替えました!
ちなみにTYPE-GCは日本(すなわち世界で!?)で2番目の取り付けだそうです!
純正のややグレーがかったビニール製の幌よりも、3層構造のキャンバス生地の幌は真っ黒なのでキャビン部分がキュッと締まって小さく見えます。
スポーツカーのキャビンは小さい方がカッコいいですよね~♪
さらに最近の国内外の高級なオープンカーはキャンバス生地が多いので、My BEATも高級感がかなりアップしました!
しかも今回取り付けたTYPE-GCというモデルはただのキャンバス幌ではありません。
今回、TOPLESS FREAKSとROBBINS社製のコラボによって生まれたTYPE-GCの幌は、リアスクリーンがビニールではなくガラス化されている仕様なのです!!
ROBBINS × TOPLESS FREAKS ガラススクリーンについて
まずすぐに目に付くのは純正のビニールスクリーンと比べてリアウインドウの上下幅が狭くなっています。
写真でも解るとおり、特に下側部分の布地の面積が広くなっています。
これはビニールと違い、ガラスは折り曲げることが出来ないので、幌を格納する為の領域の分だけ高さが必要なのでやむを得えません。
S2000もマイナーチェンジでビニール→ガラス化した際に、同様に上下幅が狭くなっています。
実際のルームミラー越しの実際の見え方はと言うと、若干、下側の方の視界は狭まっています。(純正のリアウイングが見えません)
がしかし、3枚目の画像を見ての通り、ミラー内の上下のホンの数mm程度の視界は遮ぎられますが、それよりも実際にはガラス化されたウインドウによってビニールスクリーンとは異次元のクリアな視界が得られるメリットに圧倒されます!
どのくらい視界が良好かと言うと、
「ビニールスクリーンのジッパーを下ろしている状態=何も無い状態」
に限りなく近い感じです。
はっきり言ってもうビニールスクリーンには二度と戻れません!!(キッパリ)
リアウインドウがガラス化になることによってビニールクリーンのように曇って後方視界が悪くなったり、屋根を開ける際に傷が付かないようにタオルを挟んだり、ガソリンスタンドでゴシゴシ拭かれるのを気にしたり、経年劣化で変色やスクリーン割れの心配から開放されました!
もちろん純正のビニールスクリーンと同じようにジッパーにてリアウインドウの開閉も可能です♪
リアウインドウの下端のラインは丸くラウンドしています。
初めてWebサイトでデモカーの画像を見た時は正直ちょっと違和感がありました。
なにせ19年間、まっすぐなラインのスクリーンを見続けてきたので当然です。
ただ、これにも理由があって、ガラス化にした為に上下幅が少なくなる中で少しでも後方視界を良くする為に、幌の格納スペースのラインギリギリまで広げた結果、このような形状となったようです。
つまり、機能に即したデザインということのようです。
この角度から見るとトランクのラインと揃っているのが解ります。
BEATはフロントウインドウも大きくラウンドしているので、むしろこっちの方がバランスがいいかもしれませんね。
HNはもう既にこのデザインに慣れてきました♪
(最近の国内外の自動車メーカーでリアウインドウがラウンドしているデザインって密かに流行っていると思います)
細かいところでは、リアガラスと布を結合するフレームが布の生地の中に入っている為、見た目がスッキリしています。
ROBBINS × TOPLESS FREAKS の幌の特徴は他にも
・純正(黒)以外の様々な色が選べる。
・裏地の縫い目部分にシムテープで補強してある。(純正は縫い目がそのまま)
・雨水の浸入を防ぐ為に幌上部のサイド部分が純正幌よりホンの少しだけ長めに設計されている。
・3年間の長期メーカー保証が付きます。
ただのアフターパーツメーカーではよっぽど商品の品質に自信が無ければ長期保証は出来ないと思いますが、ROBBINS社は古くはS800から最近ではポルシェやマツダ ロードスターの幌を手がけてある老舗のメーカーの成せる技だと思います。
ROBBINS AUTO TOP社 公式サイト
ROBBINS AUTO TOP社の詳細な説明はコチラへ
今回、TOPLESS FREAKSさん指定の工場にて張り替えてもらいましたが、6時間足らずで無事に完了しました。
幌の張り替えには車体のわずかな歪みとか細かな技術と経験がモノをいう世界のようですが、職人さんの腕前も確かで仕上がり自体も完璧でした!
あらためてTOPLESS FREAKSさんがBEAT用のリアウインドウの発売を実現したのは、BEATの歴史にとって快挙だと思います。
ガラスのリアウインドウ化にあたって発売直前までギリギリの設計変更やデザインはオープンカーを心から愛する店長さんのこだわりの賜物です。
Web専売によってコストを抑えるなど、ビジネスよりもユーザー視点を優先する姿勢には頭が下がります!
BEATも発売からもう19年が経過し、経年劣化により幌の張り替えをしなくてはならない車両が多くあると思います。
ROBBINS社製の幌は(キャンバス生地は特に)決して安い買い物ではありませんが、表面積が大きい分、価格に見合うだけのモディファイ効果は十分にあると思います。
上記のようなガラス化の恩恵を考慮すれば、今後、BEATの幌をリプレイスする際は定番のマストアイテムとなっていくと思います!
TOPLESS FREAKS 公式サイト